土間リフォーム

主に駐車スペースや門～玄関までのアプローチ、犬走りと呼ばれる家まわり、裏口まわりのサービスヤードなど幅広い場所の施工

に使用されます。株式会社ヨシナガでは、基本的には車の乗り入れ場所か歩道かで用途に応じてコンクリートの厚みや鉄筋の種類、有無などを設定し、高い耐久性と適正な価格になるよう統一基準を設けております。

土間コンクリートとは？

主に床面に施工する平坦なコンクリートのことです。表面は白～うすい灰色で、デコボコの無い平らに仕上げた「コテ仕上げ」、刷毛（ハケ）を使って細かなザラザラ模様を入れる「刷毛引き仕上げ」などの仕上げ方法があります。目地によるデザインもお楽しみいただけます。

土間コンクリートの特徴は何といっても耐久性の高さ。車などの重量物に耐えるので、幅広い用途でご利用いただけます。また地面を完全に覆ってしまうので雑草対策としても非常に効果的。犬走やウッドデッキの下などでの利用が多くみられます。そのほか凹凸が無いメリットを生かし、車いすのスロープなどにも利用されます。 

土間コンクリートの構造と目地

土間コンクリートの構造は主に３層で地面→砕石(10cm程度)→コンクリート(10cm程度)の順に覆っていきます。強度が求められる場所ではコンクリート部分に鉄筋を入れます。コンクリート内部に設ける鉄筋は「ワイヤーメッシュ」または「溶接金網」と呼ばれています。餅網のように縦・横に溶接にて組まれたもので、ひび割れ防止や強度補強として用いられます。表面は雨水等が溜まらないよう水勾配と呼ばれる傾斜がつけられます。例えば駐車スペースで長辺６メートルの長さの土間コンクリートを打った場合、12～18センチの高低差が必要となります。

土間コンクリートは一見硬く変化がないように見えますが、コンクリートは水分を含むため温度によって伸縮しています。温度が低下すると水分が凍り、膨張したりします。コンクリートの量が多いほど伸縮量も増えるため、特に駐車スペース程度の広さをコンクリートで均一に施工してしまうと、コンクリートの膨張によりひび割れが発生してしまいます。

これを防ぐため、伸縮目地と呼ばれる溝を設けます。伸縮目地を設けることで、コンクリートが膨張した際の逃げ場をつくり、ひび割れの発生を防ぎます。目地は単に溝を作るだけでなく、コンクリートとは違う素材を差し込むことができます。芝生やタマリュウなどの植栽、タイル・レンガ、色とりどりの砂利など、ご自宅の雰囲気やお客様の好みに合わせてデザインすれば、表情豊かなスペースが完成します。