外壁のリフォームには、定番のサイディングや格調の高い乾式タイル、こだわりの塗装などさまざまな種類や工法がございます。外壁はその家の第一印象を決める大切なパーツであるとともに、家族を守る盾でもあります。このページが、満足のいく外壁リフォームのお手伝ができればと思います。
サイディングは乾いた板状のパネルを下地の上に貼り付けて施工する、一般の住宅やアパートでもっとも普及率が高い外壁材です。色・柄などデザインが豊富で耐久性が高く、軽い素材なので外壁のリフォームに最適です。
サイディングは大きく「窯業(セメント)系」「金属系」「樹脂系」「木質系」に分けられます。窯業系・金属系などの種類によってそれぞれ耐久年数や特徴に違いがありますが、サイディングはモルタル塗装に比べ断熱効果が高く、品質が均一で費用も安いというメリットがあります。
木質系サイディングはおしゃれで安価ですが、比較的劣化が早く貼り替えの頻度が高いため、取り入れたい方はこうした特徴を踏まえ、部分的に施工することをおススメします。
サイディングの種類と特徴
窯業系
硬質で密度が高く、耐震性・遮音性・防火性に優れたサイディングです。価格は普通。
金属系
窯業系に比べ格段に断熱効果が高くいサイディング。ガルバリウム鋼板など。価格は普通。
樹脂系
塩害に強く、塗り替えがほとんどいらないカナダ生まれのサイディングです。価格は高め。
木質系
木の美しい美観が楽しめる、環境にも優しいエコなサイディングです。価格は安め。
外壁リフォームをお考えなら、貼り替えとともに塗装もご検討ください。塗装の対象となる住宅の外壁には、モルタル・サイディング・木板張り・RC・ALCパネルなどがあり、素材・材質・塗装材料もさまざま。塗り替えの時期は、素材と立地条件によって変化しますので、各外壁について以下のような症状が出てきたら塗装または塗り替えをお考え下さい。
●モルタル・サイディングの場合
外壁を手で触って塗料が手に付くようになってきたら塗り替えの時期です。この現象はチョーキングといって塗装の表面が粉状に劣化している状態を言います。風雨や紫外線が原因で起こります。また、塗膜がはがれてきたり浮いてきた時やサビやカビなどが付き、通常のお手入れで汚れが取れなくなってきた時も塗装の時期です。
●RC造(RC構造)の場合
コンクリート(RC構造)の住宅は丈夫で壊れないイメージがありますが、ひび割れが生じてしまうと中の鉄筋がさび耐用年数を低下させてしまいします。定期的に家の周囲をぐるりとまわって点検し、必要な場合はメンテナンスを行うと安心です。
新築時から4~5年で部分的に白っぽい色むらがでてくることがあります。特に換気口や窓枠の下、水切りのまわりなどに水のスジが付いたりシミが出てきます。適切な補修や塗装、撥水剤を添布すると見た目の美しさを保ちながら耐用年数を延ばすことができます。
●ALCパネルの場合
軽量発泡コンクリート(ALCパネル)を外壁に使った住宅では、新築時の処理が適切でないと表面に気泡がむき出しとなり、内部に水分が浸透し鉄筋を腐食させてしまうことがあります。塗装を行うことでこうしたトラブルを回避できるケースもありますので、心配な方はまずお問い合わせ下さい。